アイロンの縮毛矯正をかけるとクセは伸びるけど髪が硬くなり真っ直ぐになってしまうのでなんとかしたい!!

そんな悩みを解消したいお客様が増えています。

なぜ、アイロンの縮毛矯正をかけると髪は硬くなり、真っ直ぐになってしまうのか?

そしてノンアイロン弱酸性縮毛矯正だと、どうして髪は柔らかい質感のままで仕上がるのかを説明します。

アイロンの縮毛矯正のメリットデメリット

現在、世の中に広まっているほとんどがアイロンの縮毛矯正です。

私も以前はアイロンの縮毛矯正をお客様にやっていました。

何年もアイロンの縮毛矯正をお客様にかけていたのですが、ノンアイロン弱酸性縮毛矯正を導入してからはすべてのお客様がノンアイロン弱酸性縮毛矯正に変更になりました。

アイロン縮毛矯正のメリット

アイロンの縮毛矯正で伸ばすと髪のクセはキレイに伸びます。

クセが気になり毎日の手入れが面倒な人にはとても簡単で楽になる技術だと思います。

アイロン縮毛矯正のデメリット

クセが伸びて毎日の手入れが楽になるのとは反対に真直ぐになりすぎるのもアイロン縮毛矯正のデメリット。

他にもこんなデメリットが。

  • 前髪がペタンコになってつぶれる
  • ボリュームが出ない
  • 髪が硬くなる
  • スタイルチェンジができない
  • ダメージで毛先が広がる
  • 根元が伸びるとクセが気になる
  • 頻繁に縮毛矯正をかけないといけない

そんな悩みを抱えてるお客様が多いです。

なぜお客様はノンアイロン弱酸性縮毛矯正に変更したのか?

私も以前はアイロンの縮毛矯正ばかりしていたんですが、プロの美容師として自分も疑問を持っていました。

アイロンの縮毛矯正をかけるとクセは伸びる。

でも毎回同じような硬い質感になるアイロンの縮毛矯正では柔らかいスタイルを作れない事が、プロの美容師としてどうにかならないかと思っていたんです。

美容師はクセを伸ばすのが仕事ではなく、髪をデザインするのがプロの仕事だと思っています。

悩みを解消しながらお客様のやりたい髪型にして喜んでもらう、それがプロと思いながらも当時はアイロンの縮毛矯正でクセを伸ばすしかありませんでした。

それがノンアイロン弱酸性縮毛矯正エアーストレートを導入してから自分のお客様に提案できることも変わってきたんです。

ノンアイロン弱酸性エアーストレートのメリットデメリット

全ての技術には必ずメリットデメリットがあると思います。

どんなにいい技術でも必ずデメリットってありますからね。

それでも自分のお客様がアイロンの縮毛矯正からノンアイロンの縮毛矯正に変更したのにはしっかりとしたワケがあります。

ノンアイロン弱酸性縮毛矯正のメリット

ノンアイロン縮毛矯正の良いところはアイロン縮毛矯正のデメリットを全てカバーしてるところです。

  • クセがしっかり伸びる
  • 髪が柔らかいままなので真っ直ぐ過ぎない
  • 前髪がペタンコにならない
  • ボリュームが出る
  • 髪が硬くならない
  • スタイルチェンジができる
  • 髪のダメージが最小限
  • 髪が伸びても根元のクセがあまり気にならない
  • 縮毛矯正をかける頻度が減った

これが私のお客様がアイロンの縮毛矯正からエアーストレートに皆さん変更した理由です。

一度はお試しでやってみたお客様が、今まで諦めていた事が出来るようになったので結果、全てのお客様がエアーストレートに変わったんです。

ノンアイロン弱酸性縮毛矯正のデメリット

ノンアイロンのデメリットはお客様が縮毛矯正そのものに飽きた時です。

その時は縮毛矯正からパーマやカットでお客様が満足出来るようにしないといけないので技術の高い美容師の腕が必要になります。

縮毛矯正からパーマに変更する時もダメージを最小限に抑える事も必要になり、カットも根元のクセと毛先の縮毛矯正をなじませるような提案が必要になるので縮毛矯正をやめる時はとても高度な技術が必要です。

アイロン縮毛矯正とノンアイロン弱酸性縮毛矯正の違いとは

どちらもクセを伸ばす縮毛矯正ですが、この2つの技術には大きく違いう点が2つあります。

クセを伸ばすアイロンとノンアイロンの熱の違い

アイロンは平均的に高温でクセを伸ばすんですがそのアイロンの温度は180度から200度。

そしてノンアイロン縮毛矯正の髪に直接かかる温度が約60度以下。

これが大きな違いです。

髪は約70度を超えるとタンパク変性がおきて髪そのものが硬くなってしまいます。

それがアイロンの縮毛矯正で真っ直ぐになり過ぎてしまう原因になります。

そしてノンアイロン縮毛矯正はタンパク変性がおきないので髪は元の髪の質感のままクセが伸びて柔らかい感じになるのです。

アルカリ性と弱酸性の違い

アルカリ性でも弱酸性でも髪は痛みます。

ですが、アルカリ性の場合タイムコントロールが難しく美容師の腕がとても重要になります。

時間を置きすぎるとかオーバータイムが原因で髪の過膨潤によるビビリなどになってしまいます。

弱酸性の場合は薬剤コントロールがとてもやりやすくオーバータイムの失敗もしにくいのでミスに繋がりにくいです。

どちらにしても美容師の上手い下手がとても重要になりますが、薬剤の安全性から弱酸性の方が安心と言えるのではないでしょうか!

今回のお客様

以前まではアイロンの縮毛矯正をかけていたんですが、アイロンのデメリットの悩みから他にいい縮毛矯正がないか探していたお客様です。

今回で3回目のエアーストレートで長さはあまり切りたくなく、毛先のところはまだアイロンの縮毛矯正が残っています。

写真を見ると分かると思うんですが、アイロン縮毛矯正をかけたところはやはりダメージが出ています。

なので縮毛矯正をかけた時はいいそうなんですが、何日かたつと髪がまとまらなくなってくるそうです。

私はアイロンの縮毛矯正のところにはエアーストレートをかけるとダメージがでてクオリティが下がるので基本は根元のクセが伸びたところにだけ縮毛矯正をかけることが多いです。

その仕上がりがこちら!!

ツヤもしっかりでていてキレイな仕上がりになってますね。根元が柔らかいと毛先にアイロンの縮毛矯正が残ってても髪のスタイルは柔らかくなるのが分かると思います。

そして前髪も根元だけしかかけてないのですが、ボリュームもあってふわっとした感じがてでますよね。

強いクセも弱酸性縮毛矯正でしっかりクセが伸びてるのも分かると思います。

まとめ

アイロン縮毛矯正にもノンアイロン弱酸性縮毛矯正にもどちらにも特徴はあると思います。

ですが、長年アイロンの縮毛矯正をかけてて飽きてきたり悩みを抱えてるそんな方は一度ノンアイロン弱酸性縮毛矯正エアーストレートをかけて見るのはいかがでしょうか。

自然に違い縮毛矯正なのできっと今までとは全く違う感じが感じられると思いますよ。

三鷹美容室due 大西 良尚