髪の毛を寄付したい!!
今回のお客様はテレビでヘアドネーション知り、自分もやりたいと思って髪を伸ばしたそうです。
なんらかの病気が原因で髪の毛をなくしてしまった人の為にと2年間髪を伸ばしました。
今年に入って私のところにヘアドネーションをしたいとご来店されたお客様はこれで3人目です。
こういうオーダーを頂くとなんかあったかい気持ちになります。
だからカット後の仕上がりも気持ち良くいい感じにしてあげたいって思うんですよね。
せっかくイメチェンするなら、エアーストレートとシルキーカットがしたいとご希望だったのでバッサリカットした仕上がりをご覧下さい。
ヘアドネーションとは
なんらかの病気が原因で髪を失ってしまった子供達にウィッグをの原料となる毛髪を提供すること。
今回のお客様
2年前にご来店したから伸びた髪は、うねりこそありますがとても状態は良くて枝毛もほとんどありませんでした。
綺麗な髪を寄付したいと思った気持ちが髪の状態にも出てましたね。
どうしたら髪が傷んでしまうか色々調べたみたいで、髪が濡れたまま寝たら傷んでしまうからと2年間毎日しっかり乾かしてから寝るようにしたそうです。
ヘアドネーションのやり方
ヘアドネーションをするには最低30センチの髪の毛の長さが必要です。
そこで一つに縛って髪を切るとサイドの長さが足りなくなってしまうのでこのようにいくつかに分けて髪をカットします。
ヘアドネーションのカット後の長さ
30センチはカットするので、ヘアドネーションをした後のスタイルは大体ボブかショートぐらいの長さになると思います。
ヘアドネーションを希望されるお客様は大体『その後のスタイルはおまかせって』ってお客様ばかりなので、その後のカットは美容師の腕の見せ所ですね!!
バッサリカットした後の髪の状態
バッサリカットされるお客様は長い髪の時に結んでいることが多いです。
そうするとゴムで留めている結びぐせの後がついていることがほとんどなので、今回のように後ろの根元は大きくうねっている状態が多いです。
なのでバッサリカットしたいお客様は上手くカットをしないとカット後の手入れがとても大変になります。
今回のお客様は元々少しうねりもあり、2年間頑張って伸ばしたので、カット後は縮毛矯正で楽にスタイリングしたいからとエアーストレートを希望されました。
縮毛矯正をして長さを切った状態
縮毛矯正をかけると髪が真っ直ぐになるイメージを持ってる方がほとんどだと思いますが、エアーストレートの仕上がりは違います。
エアーストレートはアイロンを使わないので髪質も元々の状態と同じく柔らかいままです。
それにカットで丸みが出るようにすると乾かしただけでも自然な仕上がりになります。
縮毛矯正をかけて長さを切ってだけの、全くすきバサミを使ってない状態からハンドブローしただけの仕上がり動画がこちら。
髪が濡れた状態から乾かして丸みが出てるのがわかると思います。
エアーストレートにシルキーカットをしてからの仕上がり
エアーストレートの縮毛矯正の仕上がりはアイロンの縮毛矯正と違い柔らかさ、自然な仕上がりになるんですが、綺麗にカットをする事でそのクオリティもより高いものになります。
自然な感じになるので髪の持ち良くなり、スタイリングもしやすくなります。
その仕上がりがこちら!!
バッサリカットする前の状態から見て綺麗にイメチェンできました。
縮毛矯正かけた状態なのに毛先の丸みがキレイに出ました。
まとめ
今回はヘアドネーションをしてバッサリカットしてからイメージチェンジのお客様でした。
お客様の願いをカタチにできるって美容師にしたらとても幸せな事です!!
だからこそ仕上がりは、お客様が予想していた以上のものにして笑顔にしてあげたい。
そう思うのも美容師だからではないでしょうか。
エアーストレートとシルキーカットカットでそれができたのが、私もとても嬉しかったですね。
今回のお客様は学生さんでしたが、学校に登校した時の気持ちはとても自信の持てる感じになったと思います。
美容師としてこれからもこういった気持ちのこもった仕事を続けていかないとですね。
美容室due三鷹店 大西良尚